頭皮にニキビができる原因は、過剰や皮脂の分泌やターンオーバーの異常などのため毛穴を皮脂や古い角質がふさぎ、
それらが毛穴に残ってしまって起きます。
蓋をされた状態の毛穴では、常駐している菌(アクネ菌)が古い角質や皮脂を栄養として増殖し、その過程で毛穴が炎症を起こしてにきびになります。
頭ににきびができる過程は顔と同じですが、頭皮の方が皮脂腺が密集している上に皮脂量も多いので、活発なアクネ菌のためにきびができやすい条件となっています。
また、頭皮は髪に覆われていることから皮脂や角質などの汚れがたまりやすく痛みやかゆみを放置しておくと膿となり、もっと悪化する場合もあります。
赤い頭皮になってしまう理由は、炎症ですが、炎症の原因は頭皮の乾燥である疑いがあります。
頭皮の炎症は、大きく分けて2つの原因があると言われています。
頭皮に余分な皮脂があること、頭皮が乾燥していることです。
1つ目の皮脂が過剰である理由ですが、だいたいはストレス、睡眠不足、偏った食生活などが挙げられます。
皮脂が余計にあると頭皮の炎症を引き起こします。
もっとも皮脂は全くないのは良くないことです。
皮脂が頭皮に適量あると頭皮を外部の刺激や乾燥から影響されないようにする役目があります。
あり過ぎることが良くないことで、それを放置すると酸化して過酸化脂質に変化して頭皮を刺激する原因になるわけです。
頭皮が乾燥していると紫外線の影響を受けやすくなります。
必要な皮脂の要は、人によって違いシャンプー剤や正しくない洗髪で、その量が満たせないほど洗い流してしまった場合などは、頭皮を守る皮脂の力が弱くなった状態です。
そういった状態で紫外線を浴びれば、その紫外線のせいで頭皮に炎症が起きることとなります。
睡眠の質が良くなると免疫力を向上させ、肌のターンオーバーを促す成長ホルモンを分泌させやすくなります。
免疫力アップは、ニキビやできものができにくくなり、正常なターンオーバーは、万が一、ニキビができても治りやすい肌にします。
では、質の高い睡眠のためにはどうしたらいいのでしょうか?
すぐにでも実行可能な、効果が期待できる心がけがいくつかありますので、ご紹介します。
体に適度にフィットする枕やマットレスを選びます。
寝る部屋は静かに暗くしておきます。
寝る直前にパソコンやタブレット・スマホのディスプレイのブルーライトを浴びないこと。
寝てる間に胃の消火活動させないよう、寝る前は何も食べないようにします。
寝るときに体をリラックスさせておきます。
このようなことが熟睡するコツで、質の高い睡眠になります。
頭皮の痒みが強くブツブツもある場合は、日本皮膚科学会によると疥癬(かいせん)というヒゼンダニが原因の病気の可能性もあります。
ヒゼンダニの脱皮殻や排せつ物にアレルギー反応を起こし痒みが出ます。
ヒゼンダニは人から人に感染するので、赤ちゃんでも頭や顔の湿疹ができます。
通常疥癬よりノルウェー疥癬とも呼ばれる角化型疥癬の方が、感染力が強いのですが、なんと痒くない症例もあり痒み有無や痒みの程度だけでなく患部の見た目で判断する場合が多いです。
皮脂欠乏性湿疹、アトピー性皮膚炎、皮膚そう痒症(ひふそうようしょう)、虫刺されと似ているのでその診察は、専門医でも難しいと言われ、素人ではほぼ無理です。
予防のためには、まず疑うことから始めるのが賢明です。